『どうしよう、母が死ぬかもしれない』とつい思ってしまうような状況が、降って湧いてしまった。契約期間が切れそうだった仕事を丁度いいと辞めて、実家のある下関に戻ってきて、二週間ほどが過ぎた。いろいろと落ち着かない毎日を送っている。さて、今私は…

母の病名が分かった日、部屋の電気を付けたあと、大声で泣いた。ただ声をあげて泣くだけじゃつまらないから、何か言葉を言いながら泣こうと思って、じゃあ私はなんて言って泣くんだろうと思ったら、 「いやだ」 「こわいよう」 って出てきて、ああ、母が病気…

いま、あっ！ って思ったんだけど、母ック、3行でまとめられんじゃね？ 母が大病を患っていると発覚し大いに慌て、 実家に帰って病院通いの毎日で落ち着かない、 とりあえず母が今日明日死んじゃうってわけじゃないのにいちいちオロオロしててバカみたいなん…

父から電話があった。なぜ金曜日に病院なのか再び母に聞いてみたけどやっぱり教えてくれなかった、とのこと。また、父が私にメールをして様子を探っていたことも母にばらした、とも言っていた。 父と私の画策のことを知っても母はしゃべらないのか、と思った…

ことの始まりは、父からのメールだった。 10月20日水曜日の夜。残業終わりでバスに揺られていたら、ポケットの携帯が短く震えた。 件名：心配です 母さんからこんなメールが来たけど理由を教えてくれない、それとなく聞いてヨ？22日出張で父さん休めないので…