「コクリコ坂から」を見た

先週の金曜日の夜「コクリコ坂から」を観た。よかった。


翌日からは5日間のお盆休みだったので、気分がよかった。金曜日の夜は女性は1,000円で映画を見ることができるため、女性のお客が多いようだった。私は、列にだれも座っていない席を探し、前から4列目くらいの真ん中に陣取った。それより前にはだれも来ず、となりにもだれもこなかった。


さまざまな好条件が重なって、私は、「コクリコ坂から」を、とても楽しんで観ることができた。


よかった点は、情景描写と、キャラクターと、少女漫画らしさ、の三点だ。特に、情景描写は、かなり高得点であった。昔から長く使われている古い物、の描写がとても巧みで、よいなあ、と感動した。


キャラクターについては、人物描写が巧みで……、というのとはちがって、「このキャラ萌えるぜ!」というよさ。私の好みの理系メガネ男子がてんこもりでたまらないものがあった。


あとは、少女漫画らしさなんだけど、まあ要は、恋でキュンキュンするかんじなわけだけど、これは、この映画を見ているときの自分の心情が恋する乙女だったので、おそらく3割増くらいで楽しんでみることができた。ひらたくゆうと、ひとりで、いやらしくにやにやとしながら観た。


この映画を、元彼と並んで手をつないで観れたら、きっと楽しかっただろうな、というのが、終わったときの感想だったけれど、そこにせつなさとか悲しさとかはなくて、ほんとに言葉通りの感想だったので、おもしろいな、って思った。


観てよかった。映画って、タイミングが合わないと観ないから、タイミングが絶好の状態で合って、楽しめて、よかった。