おなかの中に病気が見つかりました

2月の後半くらい、どうも下腹部がきりきりと痛み、3月後半になっても治まる気配がなかったので、婦人科を受診しました。そしたら、卵巣がグレープフルーツくらいの大きさに腫れているので、大きい病院で検査をしなさいね、って紹介状をもらいました。卵巣って、普通はくるみくらいの大きさなんだって。1cmとか2cmとか。それが、7、8cmあるっていうから、そりゃびっくりです。


ちなみに、子宮がん健診(正しくは子宮頸がんの健診なのかな、ACで仁科亜希子親子がCMやってるやつ)もついでに検査してもらって、それはだいじょうぶでした。あと、クラミジアの検査もついでにやってくれてて、それも大丈夫でした。なんか、私みたいなケースで受診の場合には、子宮がん健診とクラミジアの検査はとりあえずやるんだって。へえー。


それで、紹介された大きい病院に行って、まず、エコーと内診やりました。すると、これはもっと詳しい検査が必要だということで、MRI検査を受けました。そして、今日、その結果を聞いてきたのです。チョコレートのう腫の疑いだけども、ちょっと非典型的である、と言われました。


参考:
チョコレートのう腫ってなんですか?
http://www.ladys-home.ne.jp/faqsite/ans-files/FAQ-H/FAQ-H6.html


MRIの写真を見せてもらいながら説明を受けました。普通だと、一面つるんとしているはずなんだけど、私の場合は、一部に放射線状に白い筋のような影が入っており、それがどうも怪しいということです。写真だけでは、良性のものか悪性のものかの判断ができないため、通常は腹腔鏡手術でオペするところを、今回は開腹手術でオペをするほうがいいだろうとのことでした。もしも、患部が悪性のものだった場合、腹腔鏡手術だと、おなかのなかをぐちゃぐちゃっとやるので、悪いモノが漏れて撒き散らしてしまう可能性があるそうです。その点、開腹手術だと、患部だけをきれいに切除しやすいとのことでした。


また、私は30歳で、妊娠したことがないので、患部だけを切りとって、卵巣の一部を残す形の手術を予定しているそうです。そうすると、再発の可能性は高まるのだけど、今後のことを考えると、そのほうがよいだろうとのことでした。もし、悪性だった場合は、また手術をすることになるそうです。まあ、そうなったときっていうのは、けっこう大変なことになるんでしょうね。


入院期間は短いんですが、退院後、2週間くらいは体がキツイらしいので、2週間ちょっと仕事を休まなければいけない感じです。4月から入ったばかりの職場なので、すごく言いづらいし、もしかしたらクビかもしれません。まあ、そうなったらそうなったときですけども。


今日の検査結果を聞きにいく前は、そんなに怖くなかったです。検査結果を聞いている最中は、ちょっとこわかった。まず、開腹手術っていうのが怖い。あと、予測している病状より、もっと悪い可能性があるっていうのが怖い。あと、妊娠のことや、再発のこと、そういうのも不安です。


わりとテンパっていたみたいで、手術までにどういう生活をすればいいのかとか、気をつけることは何かとか、聞き忘れました。次回こそ聞こう。


病院で、会計を待っているとき、ちょっと泣きそうになりました。あまりない感じの泣きそうさだった。不安から泣きたいっていうのもないわけじゃないけど、それはもうすごく静かな気持ちで、今回はある程度覚悟ができていたからかもしれません。


涙のきっかけになったのは、病人ぽい人とそれに付き添っている人や、車椅子の人と車椅子を押す人などを、眺めていたことです。弱ってても寄り添える人がいるっていいなあ、って思ったら、泣けてきました。いまも泣きそうです。ひとりです。ひとりがいやなわけじゃないけど、心細いです。でも、だれがどうしてくれるわけでもなし、できるところから少しずつ整理して、ひとりで入院して退院して回復して、へらへら生きて生きたいと思います。だれに頼るのも適切ではないし、今回はなるべくそうやるしかない。いつか来る日の予行練習だと思っています。


午後から職場に行って、この説明をしなければいけません。どうやって説明するかなー、と思いながら、自分の整理のために、この文章を書きました。なんか、ちょっと泣けそうになってきたので、少し泣いて、ご飯を食べて、仕事に行ってきます。