知事がきれてた話を文字で読んで文字すごいと思った

今日の夕方、テレビのニュースで、宮崎県の知事がきれているニュースを見た。いま宮崎は口蹄疫という家畜の伝染病のせいで大変なことになっていて、それについての記者会見の模様だったのだと思う。宮崎県の知事とは、昔そのまんま東だった東国原(ひがしこくばる)知事だ。

テレビでは、ケンカ売ってんですか!? とケンカを売り返す知事、というような映像とテロップを見た。見かけた程度なので、正確さはない。まあ、私がそういう印象を受けた、と思いねえ。その映像は、ケンカ売ってんですか!? の前の発言者や発言内容が、あからさまにわからない編集をされていたので、わあ、夕方のニュースっぽいなあ、と思い、ちょっと印象が残った。

で、そのあと、ちょっとtwitterを見ていたときに、「知事の発言のあった記者会見の動画を見ないとその発言についてなんともいえないと思うんだけど、その動画が重くてみれなくてあきらめモード」というようなツイートを見かけた。これも正確さはない。私がそういう印象を受けた、と例によって思いねえ。

私は、そのとき、話題となっている知事の動画を見るために、検索をすることもしなければ、リンク先に訪問することも、一切しなかった。今思うと、そうしようという気もゼロだった。へえー、あのニュースのことだねー、全部見られるってのはすごいねえ、未来だねえ、くらいのものだった。

しかしながら、次にtwitterで、「東国原知事の会見、全文書き起こし」というようなツイートを見かけたとき、私は、そのリンク先を訪問した。そして、そこにかかれていた全文書き起こしの文章(http://d.hatena.ne.jp/ippei_mt/20100518/1274185636)をすべて読んだ。

そのとき、私は、文字すごいと思った。文字は私を動かした。テレビや動画だけでは、おそらく、私はこの問題を知ることはなかった。文字だったから知った。

本来は、口蹄疫の問題について、また、知事の会見についての考えを持つべきなんだろうけれど、私は、文字のすごさ、ということのほうに気をとられてしまった。

もちろん、ツイッターも、インターネットも、書き起こしてくれた人もすごいんだけど、私が強く感じたのは、文字のすごさで、それをうまく説明できない。けれども、とにかく、文字すごいと思ったことだけ書いておく。